エピソード1  ももとさくら −序章−

 我家のチワワのトップは、最初にお家の子になったももである。それは誰もが認めているらしく、誰も、ももには逆らわなかった。ところが、最近密かにトップを狙っている子が・・・さくらである
 さくらはももから遅れること1年、我家にやってきた。ちょっと早く連れてきてしまったため、それはそれは小さく、か弱い子だった。
 そのさくらが体調を崩したのは迎え入れてから4日後。ご飯も食べず、せきをして、鼻水まで垂らしている!これは、まずいと病院へ駆け込んだ。
 それからほとんど毎日病院へ通い、点滴を打ってもらい、うちでは超VIP待遇の食事を与え、やっと本来のさくらになったのは家に来てから1ヵ月後だった。
 あれ、その間、ももはどうだったっけ?記憶がない・・・。どうやら、その間に、ももの中ではさくらに対する敵対心が芽生えていたらしい。
「私よりも可愛がられるなんて・・・」


2001.8